春の味覚、いかなごのくぎ煮

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神戸周辺の海に近い地域では、2月下旬にいかなご漁が解禁されてから1ヶ月程、そこかしこの家から生姜と砂糖醤油の匂いが漂ってきます。

初めはなんであちこちから同じ匂いが?と謎でしたが、理由がわかり今ではあーもうそんな時期なのねと、春を感じる匂いでもあります。

福岡では小女子(こうなご)の名前で食べていたものと同じ魚で、3.4センチくらいの稚魚の佃煮で、くぎ煮の方が生姜の味が強いかと思います。

諸説あるようですが、煮て古くぎのように曲がった様子からくぎ煮と言われているようです。

この辺りでは1キロ単位で生が売られ、(今年は1280円〜1580円くらい)朝網と昼網のいかなごが到着する頃には魚売り場の前に十数人並んで待ってあるというのもしょっちゅうで、1ヶ月ちょっとのシーズン中に10キロ20キロ炊く人はザラで、TVで見た人は10万円でも足りないから1年前からいかなご積立てをしていると(@_@)

春の訪れを告げる、わが家自慢の手作りのくぎ煮を親戚、友人、知人にあちこちにお裾分けするのを楽しんであるようです。

今年は売り切れたのか?見かけませんでしたが、以前はいかなごパックなるいかなごのくぎ煮と日本郵便と印刷されたシール付のいかなご専用の密閉容器をセットにした、地域限定であろうお値段そのままのEXPACK500もこの時期販売されていました。

いかなごいかなごGO!GO!♪と元気な歌もあるようで春の到来を告げるいかなごはかなりの盛り上がりを見せます。

私が初めて炊いた時はコツがわからず混ぜてしまいミンチになり(;_;)暫くは作るのを諦めて頂く側にいたのですが、地元の風物詩を無視するわけにはいかないと、ここ数年炊き始め昨年は5キロ炊きました(^_^)v

でも憑りつかれたように?ひたすらくぎ煮を炊くのに恐るべき情熱を注ぐのは、私たちよりもっと年配のお姉さま方で、同年代はどっかから回ってくるし〜とか、わざわざ炊かないよ〜くぎ煮になったのを買うし、とかまだあまり力が入ってません。

でも私はすっかり先輩おばちゃん(いえいえお姉さま)の仲間入りしてしまい、春になったら一度は炊かないとね〜っと憑りつかれつつありますo(^-^)o
(だって百貨店で贈答用600g4700円を見ちゃったし!!これは自分で炊くしかないと(^_^)v

初回の失敗から、普段は大雑把で目分量で料理を作る私が(^_^;)珍しくはかりを使い、魚売り場においてあるレシピ通りに生姜、ザラメ、醤油、酒、みりんで作っていますが、水飴やはちみつ、山椒、鷹の爪、柚子、くるみ、ゴマなど色々アレンジされる方もあるみたいなので、私も今年は違う味を試してみたいと思います。

先日お薦めの情熱大陸見ました。
鶏もそうですが、いかなごの途方もなく沢山の小さな命。心して感謝して有難くいただきます。

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コメント

  1. 暫くサイトを覗いてなかったので、コメントのタイミングがずれてる気もしますが…、5?の佃煮って凄いね〜
    生姜風味っていうのが又良いよ〜
    食材で季節を感じるのは大事だし有り難いよね
    でも読んでて思いました
    私達って、確実に中堅どころのお姉さま辺りに属するんだよね 何時までもぺーぺーの若妻部会には居られないんだよね
    改めて実感しました

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